リアスプロケットとチェーンを交換したので作業内容上げときます。
ninja250のノーマルは、リアスプロケット歯数 44、チェーンリンク数 108です。
◆ 用意した物
・リアスプロケット( サンスター:チェーンサイズ520用 歯数44T/品番: RK-102-44)
※ 品番はRK-102-丁数となっていのでギア比変えたい方は丁数変更、加速重視は丁数アップ、最高速重視は丁数ダウン、フロントのスプロケットで調整する場合はこの逆です(詳細はググって下さい)。
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・チェーン( EK QXリングチェーン 520 SR-X2 ブラック&ゴールド 108L カシメ用)
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・チェーンカット&カシメジョイント(DID かし丸君 楽なのでオススメ)
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・めがねレンチ(19mm、27mm:かし丸君で使用)
・スピンナーハンドル(購入時はソケットとの差込角注意、高トルク締付ナット緩めに使用)
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・ソケット(19mm、24mm)
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・トルクレンチ(規定トルク値締め付け推奨のため)
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・メンテスタンド(リアのリフトアップに必要 ※V受けの場合スタンドフック10mmが必要)

まずは、リアアクスルシャフトのナットを緩めるのにナットを固定している割りピンを外し、24mmのソケットとスピンナーハンドルを使用してナットを緩めておきます。。

フロントブレーキを固定してからメンテスタンドをかけます。。
(フロントブレーキロックあったと思ったけど見つからないからビニール紐で代用)

リアのホイール位置をズラすには、アクスルシャフトのナットを緩める他に両側のチェーンアジャスターのナットも緩めます(チェーン張り調整時にも必要)。緩めたらリアタイヤを前方に押せばリアホイールが前方に移動するので、ホイールを外すためにチェーンもズラしておきます。。

アクスルシャフトを抜くのに、ソケット19mm(左側)と24mm(右側)を使用してナットを取り外し、アクスルシャフトを抜きます(足先でタイヤを少し持ち上げて調整しながら両手を使って抜くと楽です)。

リアホイールを外す前に、ブレーキキャリパーをスイングアームに紐等で固定します(※キャリパーの重さでフルードホースに負担が掛からないようにするため)。。
注意:ブレーキキャリパーを外した場合は再度組んだ時にブレーキペダルをアタリが出るまで何度か踏みましょう、、やらないと最初はリアブレーキが効かないはずです。

チェーンでスイングアームが傷つかないように養生します。。

ここで、チェーンカットとカシメツールのかし丸君を使います。
まず、かしまる君をAの位置に合わせます(※Bは最後のカシメ作業のみ)。

そして、下画像のようにかし丸君のパーツをセットします(チェーンのピン押出しの為)。

カットしたいチェーンのピン位置にかし丸君のピンを合わせます(ズレないように注意)。

使用した工具は27mmと19mmの片口めがねレンチ、かし丸君の固定とボルトパーツの締め付けに使用します。

作業中、かし丸君のピンパーツがチェーンのピンを押し出しているのを確認しながらレンチを締付けます(※下画像のかし丸君の位置はAです)。


ピンが抜けるとチェーンが外れます。


リアスプロケとタイヤを交換するのでシャフトを抜いてホイールを外します。
外したホイールは、ブレーキディスクが傷ついたり歪んだりしないように廃タイヤ等の上に置きます(なければ角材2本を下に置いてディスクが地面に当たらないようにします)。

14mmのソケットでスプロケを固定しているナットを外してスプロケを交換、取り付ける向きはスプロケ付属の取説で確認、取説がない場合は文字のある部分を外側にして取り付けて仮止め、トルクレンチを使用して規定トルク(59N・M)で締付けます。
(※スプロケを仮置きした際にスプロケ固定位置に緩みがある場合、固定する時はスプロケをタイヤが回転する方向にズラして固定した方がスロットルレスポンスがいいです)
純正スプロケはかなり重いです。交換したスプロケの歯数は純正と同じ44Tにしました。

下画像は、馴染みの車整備屋さんに、特別で持込みタイヤ交換して頂いたのでバランサーでバランスとってるところです。ウエイトを貼り付けてホイールバランスを調整します。

シャフトをグリスアップしときます。

こうして見るとシャフトの汚れが落ちてないですね(笑)

リアホイールを組込みます。ホイールをリア部分に置いたらリアブレーキキャリパーをディスクに嵌め込みます。

足のつま先でタイヤを持ち上げてシャフトの穴位置を調整するか、下画像のように両足でタイヤを挟んで右手でホイールを持ち上げて穴位置を調節しながら左手でシャフトを差し込むと楽ですよ。。

ホイールを組み込んだらチェーンの入れ替えをします。けど、画像を撮り忘れたので説明だけしておきますね。。
チェーンの入れ替えは、外した古いチェーンの穴と交換する新しいチェーンの穴を紐等で結んでチェーンを回して古いチェーンと入れ替えるのが楽ですよ。。
(※古いチェーン画像で申し訳ないですけど、紐を通す穴は下画像矢印位置)
チェーンの入替えが終わったらかしまる君を使ってカシメ作業をします。。

まずは、購入したチェーンに付属しているカシメプレートを用意します。って取説に載ってると思うけど一応書いときますね。。

付属のグリースをたっぷり塗ってプレートにOリングを嵌めます。グリースは余っても使わないから大量に使いましょう。画像ではOリングの塗りが足りてないけどこの後できちんと塗りました(笑)

プレートピンとプレートをチェーン接続部にセットしたら、かし丸君を下画像のようにセットして圧入していきます。。


圧入なのでAにセット。

かし丸君がきちんと嵌っているのを確認したらレンチで締め込んで圧入します。。

2箇所の圧入が終わったら、かし丸君の付属パーツを当ててきちんと圧入されたか確認します。。

最後はカシメ作業、かし丸君のパーツをカシメ用にセットします。

かし丸君をBにセットして、きちんと嵌っているのを目視で確認したらレンチで締めます。

2箇所のカシメ作業が終わったら、かし丸君の付属パーツを下画像のように当ててカシメがされているか確認します(ピッタリ嵌ればOK)。

チェーンはたるみ幅20~30mmで調整、調整が終わったらアクスルシャフトの固定位置を左右でそろえて調整します。。


左右の調整が終わったら、忘れずにアジャスターのナットを締めます。。

最後に、アクスルシャフトのナットを規定トルク(98N・m)で締め付けてナットを割りピンで固定、チェーンアジャスターのナット・ロックナットを締めて、チェーンの余分なグリスを拭き取って終了。。
(※チェーンアジャスターのナットが緩んでると高速コーナーでリアがブレます。でも締め過ぎ注意)

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